目に優しい!電子書籍リーダーで読書するメリット・デメリット
電子書籍は、スマホ・タブレット・パソコンのほか、電子書籍を読むための専用端末《電子書籍リーダー》を使って読むこともできます。
スマホやタブレット読みと何が違うんだろ?
実際にKindle端末を愛用している私が、メリットとデメリットをピックアップしました。
スマホ・タブレット・パソコン読みの違いとして、参考にしてくださいね。
この記事では、電子書籍リーダーを使って読書する4つのメリットと3つのデメリットを紹介しています。
まず、電子書籍リーダーを使って読書するメリットをお伝えします。
長時間読書しても目が疲れにくい
電子書籍リーダーは、目に優しいフロントライトで、紙の本に近い状態で電子書籍を読むことができる端末です。
長時間電子書籍を読むと目が疲れてしまうスマホ・タブレット・パソコンに対し、読み心地は紙の本に近く、目が疲れにくいので長時間読書も可能です。(とはいえ、電子機器ですので、度を超えた読みすぎには注意しましょう)
スマホなどを見ていると、まぶしさを感じることはないですか?
フロントライトは、直接目を照らさず反射を抑えたライトなので、まぶしさを感じにくいですよ。
端末によっては昼と夜・屋内と屋外など、環境に合わせたライトの調整機能がついていたりと、より快適な読書を楽しむことができます。
文字の大きさを、自分好みに設定して読める
多くの活字(文字だけ)の電子書籍は、自分好みに文字の大きさを変えることができ、1ページあたり読む量を少なくしたり増やすことができます。
文字の大きさ変更はスマホ・タブレット・パソコンでもできますが、目が疲れにくいというメリットがプラスされるのは電子書籍リーダーだけです。
本を開いたら小さい文字がいっぱいで読む気なくした
内容が難しくて、途中で読むことに疲れて挫折した
このように、読書を諦めた経験はありませんか?
文字を大きくして、1ページあたり読む量を減らせば、紙の本では集中して読むのが難しかった本も、想像以上にサクサク読めるようになります。
また、小さい文字が見えにくくなり、本を読むのを諦めているご高齢の方も、電子書籍リーダーを使って文字を拡大して読めば、まだまだ読書を楽しめると思いますよ。
持ち運びに便利!軽くて薄く、バッテリー持ちがよい
通勤通学や、出張・旅行、病院の待ち時間・・など日々の時間つぶしに欠かせないスマホ。
なんだかんだいじっていると、あっという間に充電がなくなりますよね。
電子書籍リーダーは、一般的に数週間バッテリーが持つとされているので、充電の心配なく使うことができます。
使った時間にもよりますが、長時間読書をし続けても数日でなくなるということはないです。
また、片手でも持ちやすい6インチ(文庫本サイズくらい)、7インチ(コミックサイズくらい)端末は、重さ160~170g前後、厚さは8㎜程度と薄くて軽いため、バッグのスペースもとらず、持ち歩きたい方にピッタリのサイズです。
大きくて分厚く重い紙の本は、1冊でも持ち歩くのが大変!
そんな本を、何百、何千冊~(※端末容量や本による)も実質的に持ち歩き、充電を気にせずいつでもどこでも読むことができます。
防水機能付き端末は、お風呂読書も楽しめる
ダイエットなどの半身浴のため、お風呂で本を読みたいと思う方は多いのではないでしょうか。
スマホやタブレットをお風呂に持ち込むことにためらいのある方は、IPX8防水機能付きの電子リーダーがおすすめです。
特に、ページめくり用に物理的ボタンがある端末は、ディスプレイをあまりさわることなく、お風呂の中でも便利に使えそうです。
防水といっても、水中で使うことは想定していない仕様なので、うっかり水の中に落としても安心というレベルで考えてください。
次に、電子書籍リーダーを使って読書するデメリットをお伝えします。
すべてのジャンルの電子書籍を読むことには向いていない
電子書籍リーダーは、活字の本・漫画・雑誌・・・あらゆるジャンルの電子書籍を読むことができます。
ただ、読むことはできても、すべてのジャンルの電子書籍を100%楽しめるか?と聞かれれば、そうではないように感じます。
結論的に、電子書籍リーダーを使って読む本は、向き・不向きがあり、特にファッション雑誌など、色鮮やかなカラー写真を楽しむ本や雑誌を読むことには向いていません。
個人的には、活字の本やマンガを読むのに向いている端末だと思います。
電子書籍リーダーの多くの商品は、白黒表示のみです。
実際に、ファッション雑誌を白黒で読むと、魅力は0点に近いほど下がりますので、敢えて電子書籍リーダーで読む必要はないと思います。
また、以下の商品は、カラー対応端末ですが、鮮やかなカラーというよりは優しい色合いなのが特徴です。主にカラー漫画やカラーイラストなどの入った本を楽しむ端末ですので、鮮やかな写真付きの本の場合、実際の色合いとは異なって見えるはずです。
色鮮やかな写真付きの雑誌や本は、スマホやタブレット、パソコン読書がおすすめです。
端末価格が高い
電子書籍リーダーは、端末サイズが大きくなればなるほど値段も上がります。
小さなバッグでも持ち歩きしやすい6インチ(文庫本サイズ)は、端末価格が最も安く、2万円前後くらいが相場ですが、一番大きい10インチを超えるサイズだと、5万5千円前後~になり、タブレットが買えるお値段です。
電子書籍リーダーは、通知などに邪魔されず読書に集中できるため、主に活字の本やマンガをたくさん読みたい方にはとても満足できるアイテムですが、使わなければ「タブレットとかほかの端末にすればよかった・・」と、後悔する可能性があります。
見た目はタブレットに似ていても、スマホやタブレットのように使えるものではないからです。
Amazon/Kindleと楽天/Koboでは、2024年にどちらも新型が発売されたばかりで、すぐに値下げすることはないと思われます。
「本当に使うかどうか分からない」と悩まれる方は、前モデルの中古品購入検討もおすすめです。
自社ストアのみと連携している端末が中心(少数ながらAndroid端末もあり)
電子書籍リーダーは、初期設定や操作確認、万一不具合発生時の相談などを考えると、カスタマーサービスやネット口コミが充実しているAmazonまたは楽天の端末を購入するのが最も安心かと思います。
ただ、この2社の端末は自社の電子書籍ストア/サービスのみと連携しているため、他社の電子書籍ストアで購入した電子書籍は読むことができないというデメリットがあります。
- Amazon/Kindle(キンドル)
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以下AmazonのKindleストアで購入または、サブスク利用対象の電子書籍を読むための専用端末
- Kindleストア(購入)
- Kindle Unlimited(200万冊以上が読み放題のサブスク)
- Prime Reading(Amazonプライム会員が利用できる読み放題サービス)
- Amazon Kids+(キッズ向けサブスクで利用できる読み放題サービス)
※それぞれ購入/利用手続きが必要
2024新型《Kindle電子書籍リーダー5端末》前モデルとの違いは?
- 楽天/楽天Kobo(コボ) ※Kobo端末価格はショップにより異なる
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楽天Kobo で購入した電子書籍を読むための専用端末
※楽天マガジンは別サービスにつき、Kobo端末では読めない
【最新】待望のカラー端末新登場!《楽天kobo電子書籍リーダー5機種を詳しく紹介》
Kindle端末を買ったらKindleサービスの電子書籍しか読めません。
楽天も同様です。
たとえば、DMMストアとか、ほかのストアで買った電子書籍が読める端末はないのかな?
Android端末なら読むことができますよ!
ただ、出ている商品は少なく、口コミ情報も少ないのがデメリットです。
Kindle・楽天以外に、ほかの電子書籍ストアのアプリをダウンロードして読みたい方は、Android端末という選択もあります。
Android端末の一例として、BOOXシリーズの電子書籍リーダーを紹介します。
BOOXシリーズは、SKT株式会社が販売している中国Onyx International製の電子書籍リーダーです。
《BOOX Page》は、物理的に押せるボタンがあるタイプで、高機能 かつ デザインがオシャレで使いやすいと人気のモデルです。
Google Playストアからアプリを選べるので、KindleやKoboはもちろん、そのほかの電子書籍ストアのアプリをダウンロードして読むことができる上、MicroSDカードが使えるというメリットもあり、KindleとKobo端末よりは、スマホに近い感覚で使えそうです。
ただ、使えるアプリが幅広い分、端末の機能がすべてのアプリに対応できていなかったり(たとえば物理ボタンがアプリによっては非対応)、設定で分からないことがあってもネット情報が少ないというデメリットがあります。
現在、日本でBOOXシリーズを販売しているのはSKT株式会社だけなので、不明点は直接企業に確認しましょう。
情報が少ない商品を買うのは不安な方は、KindleかKoboを選ぶことをおすすめします。
まとめ
以上、電子書籍リーダーを使って読書する4つのメリットと3つのデメリットを紹介しました。
端末検討の参考になれば幸いです。